プロフェッショナルな音楽製作現場において、楽器の細かな音質チューニングや調整・セットアップは請け負ったテクニシャンや専属ローディが行い、オーバーホール・リペアといった専門性が高く相応の作業環境を要する業務はメーカー技術スタッフ・リペアマンなどに委託し分業する形が一般的です。中でも音と密接に関わるリペア、カスタム、セットアップとなると施工者の経験やパーソナルな感性と想像力が音質そのものに大きく影響してきます。

これまで自分がコンサートやレコーディングの現場で楽器調整セットアップ・音作りをする中、相応の再現性を踏まえた検証ができる環境の必要性を強く感じ自分の工房を構えるに至りました。調整、リペア、カスタマイズ、楽器製作をし現場で稼働するまで自分で見届けることで初めて学べることもたくさんあり、一つの側面だけでは気が付きにくい問題点を相互にフィードバックさせることで、より質の高い技術提供ができるよう日々楽器と向き合っております。

優れた楽器や機材は設計意図や音に対する思想を紐解きやすい傾向にあり、それらを手がかりに健全に維持することができれば必ず良い音で鳴り続けてくれます。現在も自分の受け持つ音楽製作現場やミュージシャンの楽器調整、リペア、セットアップも行なっていますが、キャリアや経験に関わらず地元ミュージシャンや若い演奏家達にも幅広く対応できるよう努めてます。お手持ちの楽器の調整やリペアだけでなく、機材環境の再考の際にも是非ご相談ください。

SCHWERT(シュヴァート)長岡秀樹 略歴

1977年 大阪府生まれ
1977年〜1990年 北米〜アジア圏での生活を経て90年以降神奈川県横浜市に移り住む
2000年 楽器テクニシャン業務に携わり始める
2005年 独立。以降、今日まで国内外のアーティスト、バンド、ミュージシャンの楽器テクニシャンとしてライブ、コンサートツアー、レコーディングに携わり現在に至る。現場での業務内容はコチラをご参照ください
2015年 音楽現場業務と並行して当工房を立ち上げ、担当アーティスト、ミュージシャンの楽器リペア、製作開始
2018年 一般リペア・修理・調整業務開始

近年の主な国内コンサートツアー帯同アーティスト(敬称略)

宇多田ヒカル、氷室京介、MAN WITH A MISSION、吉井和哉、槇原敬之、安室奈美恵、他

当工房で製作したSWT guitar / bass 使用ミュージシャン(敬称略)

上杉研太/SUPER BEAVER、イガラシ/ヒトリエ、安井英人/BIGMAMA、柿沼広也/BIGMAMA、KamikazeBoy/MAN WITH A MISSION

同僚テック望月氏のYoutubeチャンネル、当店訪問時↓